東京都港区で16日、「みなとの空を守る会」が5回目の羽田空港増便計画撤回パレードを行いました。
参加者は「住まいの上を飛行機とばすな」などとコールしながら沿道の人たちにアピールしました。
同計画では、南風の際の午後3時~7時に2分間に1機の割合で都心上空を低空飛行します。
住民からは騒音や落下物への不安の声が上がっています。
沿道からは、「低空飛行は生活を脅かします。私の周りでも反対の声が上がっています」(70代と80代の夫婦)、「(同パレードは)低空飛行計画撤回で私たちの声を代表している。応援します」(50代女性)などの声が上がりました。
パレードに先立ち集会が行われ、同会の増間碌郎共同代表は、会が行ったシールアンケートで反対意見が圧倒的だったことや、渋谷、品川の両区議会が、全会一致で同計画見直しの意見書などを採択したことをあげ、「計画は、住民、議会の理解を全く得られていないことが明白だ」と指摘。
改めて計画の撤回を含む再検討を国に求める請願を、近隣町会と共同で港区議会に提出する準備をしていると報告しました。
地元町会の関係者や立憲民主党の海江田万里衆院議員、日本共産党の熊田ちづ子、福島浩子の両区議があいさつ。共産党の吉良よし子参院議員がメッセージを寄せました。
(2018年6月17日付「しんぶん赤旗」より)