日本共産党の市田忠義副委員長は17日夕、東京都稲城市の都営大丸アパート前で街頭演説し「参院選公示まで2週間余となりました。市民と野党の共闘の勝利と、日本共産党の躍進を勝ち取り、希望ある日本をつくろう」と呼びかけました。
宣伝カー前には聴衆が並び、アパート階段の踊り場や窓、ベランダから市民が訴えに耳を傾けました。
市田副委員長は、「日本共産党がどんな日本をつくろうとしているのか。それは一言でいえば、誰もが希望を持ち、安心して暮らせる社会です」と切り出しました。
(1)8時間働けば普通に暮らせる社会に
(2)くらしを支える安心の社会保障に
(3)お金の心配なく学び、子育てできる社会を
と日本共産党の提案する「三つの希望を」語った市田氏の訴えに聴衆は聞き入りました。
「実現できるのか」との声にこたえ、共産党の財源提案に触れた市田副委員長。
「大企業と富裕層に応分の税負担を求め、米軍への思いやり予算をやめれば財源をつくれる。政治の姿勢を変えれば実現できます」と力を込めると、聴衆から拍手が起こりました。
演説後に聴衆の一人ひとりと握手を交わす市田副委員長に、「中小企業より大企業が税金で優遇されていることに驚いた」などの声が。
訴えを聞いた78歳の女性は「安倍さんは、もっと庶民のことを考えるべきだ。私たちも声を上げないと」と感想を語りました。
(2018年6月19日付「しんぶん赤旗」より)