日本共産党の小池晃書記局長は21日、参院選で市民と野党の共闘の勝利と党躍進をめざし、大激戦の東京選挙区(改選数6)で吉良よし子議員を何としても勝ち抜かせてほしいと立川市の立川駅前で訴えました。
小池書記局長は、消費税に頼らない財源で低年金の底上げや最低賃金の引き上げなど「生きるための選択をしよう」と力説。足を止める人が相次ぎ、デッキ上に聴衆の輪が大きく広がりました。吉良議員は「国の制度である奨学金が一人ひとりの人生を追い詰めている現状を放置できない。奨学金で自己破産する前に若者を救済し、借金しなくても大学に通える社会をつくる」と訴えました。
応援演説では、元立川市議で無党派市民の島田清作さんが「安倍政治をやめさせよう。東京選挙区は吉良さんを送り出したい。小池さんには、野党共闘の中心になって国の政治を変えてほしい」と激励しました。
小池書記局長は、公的年金だけでは老後資金が足りず月5・5万円赤字になるとの金融庁の審議会報告書の受け取りを拒否した麻生太郎財務相・金融相に対する不信任決議案と問責決議案を自民、公明と維新が否決したことについて、「自公と維新がよってたかって(報告書を)隠ぺいしていることになるのではないか」と批判。
年金削減は政府の方針そのものだとして、「選挙の前だから隠したいというだけのこと。いま41歳の人が65歳になるまで年金削減が続き、毎月あらたに4・5万円の赤字ができる」と告発し、安心できる年金制度の実現を訴えました。
消費税10%増税を狙う安倍政権が米国から爆買いするF35戦闘機について「966カ所も欠陥が指摘され、気温が32度以上になるとまともに飛べなくなると米軍事紙が指摘した。こんな欠陥機をなぜ爆買いするのか。『お金がない』のでなく、『使い方』が間違っている」と述べました。
小池書記局長は、米軍横田基地配備の特殊作戦用オスプレイが立川の上空も飛び交っているとし、同日午前の陸上自衛隊立川駐屯地での陸自ヘリの着陸失敗・大破事故にも触れ、「横田基地や立川を戦争の拠点にするたくらみを許さず、9条改悪を許さない願いはどうか共産党へ」と呼びかけました。
(2019年6月22日付「しんぶん赤旗」より)