6月26日、新宿での街頭演説より吉良よし子参院議員の訴えを紹介します。
ついに26日、国会が終わりました。統計不正に始まり、年金が2000万円足りない問題で幕を閉じました。
目の前にある不都合な事実をなかったことにして説明すらしない安倍政権のこの政治。
なんとしても変えなければなりません。
私は、その先頭に立って勝ち抜く決意です。
2017年度、奨学金返済が困難で自己破産した件数が過去最高にのぼっています。
多い人では1000万円もの借金を背負って卒業し、それを返済するためにブラック企業でも辞められないという人もいます。
「奨学金を返済するまで結婚も、子育ても無理かもしれない」。
そんな声も、学生からも保護者からも働く方からも聞き続けてきました。
奨学金が一人ひとりの人生を追い詰めている。この現状を放置しておけません。
自己破産するその前に、若者たちを救済する。借金となる奨学金、借りなくても大学に通える社会をつくる。
これこそが政治の果たすべき仕事なのではないでしょうか。
私は国会で、安倍首相と文科相に、高すぎる学費を下げよと何度も何度も求めましたが、首相も文科大臣も学費を値下げするとは言いません。
それどころか消費税増税に伴って学費を値上げすることを「容認する」とまで言いました。
こんな安倍政権に教育無償化を語る資格などありません。
無償化と言うなら、高すぎる学費の値下げこそ進めるべきです。
新しい時代を切り開くのは一人ひとりの市民です。あなたの声に、その一票に政治を変える力があります。
だからその力で野党に勝利を、安倍政権に代わる新しい政治、新しい時代を切り開いていこうではないですか。
比例で日本共産党を大きく伸ばしてください。東京選挙区では私、吉良よし子をなんとしても勝たせてください。
(2018年6月28日付「しんぶん赤旗」より)