ツイッタージャパンはインターネットテレビ局「Abema(アベマ)TV」とのコラボ企画として、「男女が共に支え合う社会」をテーマにした国会議員討論会を8日、都内で開き、動画で配信しました。
日本共産党から田村智子副委員長が出席しました。
「ジェンダー平等の目標」についての議論で公明党の岡本三成衆院議員は「機会の平等が最も大事だ」と発言。
社民党の福島瑞穂副党首は「結果の平等もなければ不平等だ」と述べました。
これを受け、田村副委員長は「私は機会均等法世代だが当時も女性の平均賃金は男性の半分と言われ、今も53%。30年は何だったのかが問われるべきだ」と語りました。
選択的夫婦別姓制度には、おおむね前向きな意見が相次ぎました。
田村副委員長は「家族観は国が押し付けるものではない。フランスの少子化克服でも多様な結婚や家族の在り方を認めたことが一つの力になったと聞いている」と述べ、選択的夫婦別姓制度の実現を訴えました。
議員間男女同数化(パリテ)実現については「政党の責任が問われる」と指摘。
「共産党の都議は7割が女性。今回の参院候補も55%が女性だ」と紹介しました。
自民党の松島みどり元法相が「出たいという女性がそれだけいるか」と語ったのを受け、田村副委員長は「女性にとって魅力ある政策を掲げないと」と発言。
司会の堀潤氏は「今回、共産党はかなりジェンダーについては声をあげている」と述べました。
松島氏からは「『女性活躍』を安倍総理が言い出したなどというのも結局、人手不足で女性を活用しないと日本が回っていかないから。(もともとの)理念と違って自民党も動き始めた」との発言も。
田村副委員長は「多様な生き方とそれぞれの能力が生かされる社会をつくっていくことが結果として経済も強くしていく。8時間働いたらあたり前のくらしができる所得保障が必要だ」と主張しました。
(2019年7月10日付「しんぶん赤旗」より)