21日に投開票された参議院選挙の東京選挙区で当選した日本共産党の吉良よし子議員は24日、ラジオ日本「岩瀬恵子のスマートNEWS」に出演し、選挙結果の受け止めや2期目を迎える議員活動への抱負を語りました。
吉良議員は、1期目の6年間でブラック企業の社名公表や就職活動に臨む学生へのセクハラ相談窓口の設置などを実現した実績に言及。
「つらい経験をした皆さんが声をあげて行動したことが政治を動かす力になった。声をもっと聴かせてもらい、その声を届けて一緒に力を合わせて政治をもっと変えていこうと訴えた」と選挙戦を振り返りました。
吉良議員は、任期中に過労死の遺族と交流し切実な訴えを聞いてきたことに触れ、「仕事で命を奪われることがあってはならない。過労死をなくすのは政治家としてのテーマだ」と強調。
最低賃金の引き上げなどで共産党が掲げる「8時間働けば普通に暮らせる社会」を実現し「過度な残業をさせず、命を守ることを最優先にした働きかたを徹底するために残業時間の規制が必要だ」と主張しました。
吉良議員は、全国32の1人区のうち10の選挙区で野党統一候補が勝利したことに触れ、「改憲勢力を3分の2を割るところまで追い詰めたのは大事な成果だ」と強調しました。
今後の抱負を聞かれた吉良議員は「ジェンダー平等社会(性差による差別のない社会)、夫婦別姓の問題など、一人ひとりの多様な生き方を尊重すべきだとの声が大きく広がっている。この声に応える政策を進めたい」と強調。
「皆さんの声を引き続き届け、一歩、二歩でも希望のある政治を目指して頑張る。一緒に力を合わせましょう」と呼びかけました。
(2019年7月25日付「しんぶん赤旗」より)