東京都の小池百合子知事は26日の記者会見で、医療現場で子どもを支援するために訓練された犬=ファシリティドッグを都立小児総合医療センター(府中市)に導入すると発表しました。
日本共産党の和泉なおみ都議が導入を提案し、都は検討するとしていました。
ファシリティドッグは専門的な訓練を受け、小児がんなどの病気で手術や検査を受ける子どもに癒やしを与える役割を果たします。
国内では静岡県立こども病院と神奈川県立こども医療センターで活動しており、都立小児総合医療センターは3例目になります。
今回導入されるのは、メスの2歳のラブラドールレトリバー「アイビー」。
8月1日から活動を始めます。
小池知事は会見で、「子どもたちが前向きな気持ちで治療に臨めるように力づける、そういう存在になってほしい」と述べました。
和泉都議は2014年、2018年の都議会でファシリティドッグの導入を提案。
2018年3月14日の予算特別委員会の総括質疑では、都の病院経営本部長が「ファシリティドッグも含め、アニマルセラピーの充実を検討する」と答弁していました。
(2019年7月28日付「しんぶん赤旗」より)
2018.03.17