国土交通省が羽田空港に離着陸する飛行機の飛行コースを、現行の東京湾上空から都心部を低空飛行するルートに変えようとしている問題で、東京都品川区議会の日本共産党(6人)、品川改革連合(3人)、生活者ネット(2人)の3会派と無所属区議3人が30日、都と関係区市の連絡会で「新ルートを容認できない」との態度を表明するよう、浜野健区長に申し入れました。
申し入れは、同日に都と関係区市の連絡会が開かれるのを前に、緊急に行ったもの。
申し入れでは、区議会が3月に全会一致で可決した決議にもとづき、羽田計画について
①多くの区民に理解しがたい現状がある
②新飛行ルート案を容認できない
③品川区上空を飛行しないルートへの再考を強く求める
との態度を表明するよう求めました。
共産党の安藤たい作区議は「計画決定へ、状況はひっ迫している。品川区が容認したと国に思われないよう、決議の内容をしっかりと表明してほしい」と求めました。
浜野区長は「区民、区にはメリットはなく、空から騒音や落下物がある」と述べつつ、連絡会で「容認できない」と表明するとは明言しませんでした。
(2019年7月31日付「しんぶん赤旗」より)