米空軍の無人偵察機RQ4グローバルホークが5日未明から、在日米軍横田基地(福生市など東京都多摩地域5市1町)に飛来しました。
飛来したのはグアムのアンダーセン空軍基地配備機です。
横田基地を管理する米空軍第374空輸航空団広報部は、台風などの悪天候を避けて同機を運用し、米インド太平洋軍司令官が要求する任務の支援のために夏から秋に展開す ると発表。
防衛省は周辺自治体に、4機が5日ごろから秋ごろまで展開すると情報提供していました。
横田基地の監視活動を続けている羽村市の羽村平和委員会によると、最初のグローバルホークが到着したのは5日午前0時19分ごろ。
日米地位協定に基づく日米合同委員会合意で、飛行や地上での活動が制限されている時間帯(午後10時~翌日午前6時)でした。
グローバルホークは、他国の奥深くで 飛行し、高度1万5000メートル以上から情報収集するスパイ機です。
航続距離は2万2780キロメートルに及び、横田基地から南シナ海や中国奥地まで偵察が可能です。
(2019年8月6日付「しんぶん赤旗」より)