「時給1500円なんてできるわけがない。中小企業がつぶれる」ー。参議院選挙最終盤、7党の代表が集まったテレビ討論で自民・公明の衆院議員が強い口調で主張しました。
予想された展開で、だからこそ党の中小企業政策をじっくり読んできたのです。分量も内容もすごい、社会保険料も含め固定的な必要経費の負担をいかに支援できるか多角的に考えられている、確信していました。
しかし、テレビでは発言時間はあまりに短い。一部を紹介するだけで説得力があるだろうか。一瞬考え、「もちろん中小企業支援と一体」と政策の一端を紹介したうえで、こう加えました。
「時給1500円は、若い人たちが掲げた要求。8時間労働でやっと月25万円になるかどうか。どうしたら明日に希望をもてるのか、この若者の声に応えるのが政党の役割ではないのか」
私たちが掲げた政策は、たくさんの「どうしたら?」という思いに応えようとしているのです。選挙で訴えて終わるわけにはいきません。「どうしたら?」の声をもっと聞きたい、ともに考えたい、そして民青に共産党に多くの仲間を迎え入れましょう。
(「しんぶん赤旗」2019年8月10日付より)