日本共産党の山添拓参院議員は26日、視覚障害者が安全に通行できる交差点対策について、警察庁の担当者から聞き取りをしました。
全日本視覚障害者協議会の人たちも参加しました。
警察庁の担当者は、
交差点内で視覚障害者に進行方向を表示誘導する点字ブロック・エスコートゾーンは2400カ所に設置されている
国がこれらの信号機などの整備に年間201億円の予算を投じている
ことを明らかにしました。
また、「設置・改善の箇所は都道府県に任されており、表示形式も自治体によって異なり、統一されていない」と説明しました。
参加した視覚障害者らは、「信号の音が鳴るのを聞いて目の前に信号があることを知る。色や言葉で信号機の機能を示したボタンがあっても、押して初めてどんな信号機なの かが分かる。信号機の前に来る前に情報が得られれば、安全も安心もできる」と強調。
また「歩車分離信号の交差点と分からず車の発進音を頼りに交差点に入ってしまい、ひかれそうになったこともある」などと訴え。
視覚障害者の道しるべとなるエスコートゾーンや音によるサポートを、重点区域だけでなく早急に拡充し設置・改善するよう要望しました。
(2019年8月31日付「しんぶん赤旗」より)