防衛省北関東防衛局が、米軍横田基地(東京都福生=ふっさ=市など5市1町)で離着陸する米空軍特殊作戦機オスプレイの目視情報の周辺自治体に対する提供を10月1日からやめると自治体に通告していたことが30日、分かりました。
日本共産党都議団が、同基地での米軍パラシュート降下訓練に抗議するよう都に申し入れた際、都の担当者が明らかにしました。
同基地のオスプレイの離着陸情報について、米軍は「運用上に関わる」として一切提供していません。
北関東防衛局は昨年4月の暫定配備以降、オスプレイの離着陸情報を周辺自治体の懸念に対応して、防衛省職員が目視で確認した情報を毎日提供していましたが、今年1月になって、1カ月ごとにまとめて提供するように変更していました。
共産党都議団は都に対し、国に情報提供の中止撤回を断固として求めるよう要請。
都市整備局の高原俊幸基地対策部長は「都と同基地周辺5市1町で、情報提供の継続を国に要請した」と答えました。
(2019年10月1日付「しんぶん赤旗」より)