臨時国会が開会した4日、「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」と「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」は、「改憲発議許すな」「消費税増税絶対反対」を掲げ、衆院第2議員会館前で行動に取り組みました。450人の参加者は「安倍政権の暴走止めよう」とコールしました。
あいさつした「戦争をさせない1000人委員会」の藤本泰成事務局長代行は、安倍政権のもとで立憲主義、法治主義を破壊する強権政治があらゆるところで起きていると批判し、アメリカと一体となった大軍拡や韓国敵視の政策をあげて「安倍政権を絶対倒さなくてはいけない」と力を込めました。
日本共産党の小池晃書記局長、立憲民主党の水岡俊一参院議員、社民党の吉田忠智参院議員、沖縄の風の伊波洋一共同代表があいさつしました。
「野党は連帯して安倍政権を追い込むために全力をあげます。『野党は共闘』から『野党は連合政権』の声をあげましょう」(小池氏)、「野党は共闘、野党の力を合わせて臨時国会をたたかっていく」(水岡氏)と表明しました。
市民団体の代表が発言し、改憲問題対策法律家6団体連絡会の大江京子弁護士は、「憲法改正の前提となる世論は全く存在しない。首相自ら憲法を改正しようとするのは憲法違反だ」と訴えました。
行動には、日本共産党の衆参国会議員12人が参加しました。
連帯あいさつした小池書記局長は「野党は連帯して安倍政権を追い込むために全力あげます」と切り出しました。
改憲をねらう安倍政権に対し「やるべきは改憲ではなく、国民の暮らしを守ることだ」と強調。「“増税ではなく減税だ。上げるなら消費税ではなく賃金だ”の声をあげていこう」と訴えました。
関西電力をめぐる疑惑では、電力料金を原資に金品をばらまき原発建設や再稼働を国民に押しつけてきたことが問題だと指摘し、真相糾明に全力あげると表明。
「『野党は共闘』から『野党は連合政権を』の声をあげていこう」と述べると大きな拍手が起こりました。
立憲民主党の水岡俊一参院議員は、安保法制の強行採決を忘れていないと述べ、「一刻も早く退陣に追い込むために頑張りたい」と表明。
安倍政権に対して「野党は共闘で、力あわせてたたかっていく」と述べました。
社民党の吉田忠智参院議員は「改憲案を提案させないために全力あげる」と強調。
「次の衆院選は政権選択選挙。野党としっかり話し合い、最大限289の小選挙区を一本化すれば、安倍政権を退陣に追い込むことができる」と述べました。
参院会派・沖縄の風の伊波洋一共同代表は、辺野古新基地建設をすすめる安倍政権を批判し、「この問題を解決するには安倍政権をかえるしかない。オール沖縄は皆さんと団結して衆院選を迎えていく」と表明。「日本の軍事化、憲法改悪を阻止していこう」と述べました。
行動には日本共産党から小池書記局長と穀田恵二衆院議員・国対委員長、井上哲士、伊藤岳、岩渕友、紙智子、吉良よし子、倉林明子、大門実紀史、武田良介、田村智子、山添拓の各参院議員が参加しました。
(2019年10月5日付「しんぶん赤旗」より)