エジプト、ドイツ、オーストラリア・・・多様な国箱、ダンサーやフェミニスト! さまざまな人々が訪れ、私の事務所はにぎやかだ。
“共通言語”を挙げるとすれば、それはジェンダー!
ある研究者は、90年代、高校生の時に日本の家庭にホームステイ。女性がエプロン、男性が「おかわり」と茶碗を差し出す。ジェンダーロール(性別役割)に衝撃を受けて以来30年、日本について研究し続けてきた。
「テクノロジーは進む日本で女性差別はなぜほとんど変わらない?」と彼女は疑問を投げかける。
フェミニストの来訪もうれしい。彼女らの感性は、日常にある権威主義的なもの、力の支配や抑圧に敏感に反応し批判する。
党が掲げるジェンダー平等に大きな期待を寄せ、深まる信頼。
綱領学習会を重ね「次世代に性差別のない社会を」と20代女性が入党!
女性やマイノリティーの声は、既存の価値観の変革を求めるが故に時に疎ましくさえ聞こえるだろう。
しかし実現したいのは誰もがありのままに生きること。
私たちの社会には共通言語が必要だ。
“異質な他者”を恐れずに身近な友人として手繰り寄せる努力を続けたい。
人権ど真ん中! 世代や性別等の違いを尊重し、皆の参加で進みたい。
(2019年10月19日付「しんぶん赤旗」より)