東京都小金井市の「みんなの市長をつくる会こがねい」は12日、市長選挙(12月1日告示、8日投票)に同会から無所属で立候補する、市議会元議長で日本共産党前市議の森戸よう子氏(63)の立候補会見を行い、重点政策を発表しました。
前回の市長選で、自公が推す市長から西岡真一郎市長に代わりましたが、公約違反や市民負担増が相次いでいます。
現市政を変えようと、超党派の市民や市議らが10月27日に同会を設立。森戸氏に立候補を要請しました。
同会と森戸氏は、「みんなはひとりのために」を合言葉に、誰ひとり置き去りにしない市政実現へ、都市計画道路建設反対や、市庁舎建て替え計画の見直しなど、6つの重点政策を掲げました。
日本共産党は森戸氏を支持し、同会とともに当選へ全力を挙げます。
森戸氏は、西岡真一郎市長の反省や責任を問う市議会決議が4年で4件もあがるなど、市長の法令や公約をないがしろにする姿勢を批判。
婦人相談員の非正規化や税金滞納者への差し押さえの増加、市庁舎と福祉会館を複合化して建て替える計画など、市政の問題と自身の考えを語り、「8期31年、市政の場に身を置く者として、いま立ち上がらなければ」と力を込めました。
同会の共同代表は「今の市長のもとで停滞している市政を本気で変えよう」と思ったら、超党派で推せる人、市民の意見を市政に反映できる方を市民で応援しようと、森戸さんにお願いした」と話しました。
同会事務局の男性は「市民がゼロから政策や候補者を決めてきた。現職市議が議会を去ることは大変なこと。共産党の皆さんはよく決断してくれた」と述べ、「市民にとって最強最適な候補者。私たちが選んだ候補者の当選に向かって頑張るだけだ」と語りました。
同市長選には、現職と自民党市議も立候補を表明しています。
都立大学経済学部卒業
1989年3月の初当選から市議8期(8日に辞職)
2003年4月から2年間、女性初の同市議会議長を務める
(2019年11月13日付「しんぶん赤旗」より)