日本共産党の吉良よし子参院議員は7日の参院文教科学委員会で、文化庁が国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」への補助金を不交付とした問題を取り上げました。
吉良議員は、芸術活動への助成を行う際、その内容に口を出さないことが原則であることを確認。
萩生田氏は「その通り」と否定はしませんでした。
吉良議員は、一方で「あいちトリエンナーレ」では補助金の不交付を決定していると批判。
展示の内容や起こり得る事態を事前に申告すべきだという文化庁の説明では展示内容について報告を義務づけていることになると指摘し、不交付の撤回を要求しました。
吉良議員は、展覧会などの管理責任者たちから「作品について何か言われるのか」などの不安の声が上がっていると述べ、文化事業が妨害されれば「補助金の取り消しが誘引される悪しき前例となってしまう。妨害・暴力を容認・追認するという文化芸術の振興をする文化庁としてあるまじき判断だ」と批判。
「文化庁は文化を壊すな」の声に向き合うべきだと主張しました。
(2019年11月15日付「しんぶん赤旗」より)