森まさこ法務相は21日の参院法務委員会で、今年4月の首相主催の「桜を見る会」への招待者として「4人推薦した」と明らかにしました。
日本共産党の山添拓議員への答弁です。
山添議員は、森法相がネットで桜を見る会に出席した様子を配信し、「福島県からおいでになった皆さま」と一緒だったとしていることを指摘。
今年の桜を見る会には、7月の参院選で改選となる自民党議員に後援会関係者などを4人まで招待できる特別枠がもうけられていたことを示し、「森法相も今年、改選議員だった。今年は何人招待し、後援会員もいたのか」とただしました。
森法相は、自民党参院事務局に4人推薦したことを認めながら、その選定基準を尋ねても「地域で貢献する皆さま」と繰り返すだけ。
山添議員が「どのような貢献があったのか」とただしても、「招待者の具体的な内容を答えると、個人名の特定につながる」と答弁を拒否しました。
山添議員は「地域で貢献があった人なのだったら、紹介するのはむしろ名誉なこと。個人情報に触れるというのは通用しない」と指摘。
「この問題の最大の責任は、最も多い招待枠を使っていた安倍晋三首相にある」としつつ、桜を見る会を有権者接待の場として選挙対策に利用してきた自民党議員の見識も問われると強調しました。
(2019年11月22日付「しんぶん赤旗」より)