日本共産党は25日、新宿駅西口前で、安倍首相主催の「桜を見る会」の私物化をめぐる疑惑について、野党「追及本部」が共同作成したビラを配布しながら緊急宣伝しました。
ビラとともに、「赤旗」日刊紙、日曜版の見本紙を配布。戻って取りに来る人や、読みながら通る人など次々と受け取られました。
同日の参院行政監視委員会の質疑後に駆けつけた田村智子副委員長は、安倍首相による「桜を見る会」の私物化、税金を使った買収疑惑を追及するため、野党の「追及本部」共同でビラを作成したと紹介しました。
田村副委員長は、「桜を見る会」の参加者が急増した2016年は、参院選で初めて野党が1人区で候補者の一本化を目指し、自民党を落とせるかもしれないと模索を始めた年だったと指摘。
野党は本気で立ち向かっていくと述べ、「税金を私たちの暮らしのために、子どもたちの未来のためにきちんと使われるよう、野党は一致団結して本気で立ち向かっていきたい」と決意を語りました。
清水忠史衆院議員は、安倍首相の後援会や、首相の妻・昭恵氏のかかわりも明らかになったことを指摘。
「公職選挙法違反の疑惑も掛けられている。政治を私物化してきた安倍政権のおごりが現れていると言わざるをえない」と強調すると、スーツ姿の男性が「そうだそうだ」と応じました。
「赤旗」見本紙を受け取った神奈川県の会社経営の男性(52)は「政府与党は堕落している。野党は馬鹿にされているようなものだ。与党に代わる選択肢を示してほしい」と語りました。
(2019年11月26日付「しんぶん赤旗」より)