日本共産党の山添拓議員は27日の参院本会議で、安倍晋三首相主催の「桜を見る会」に詐欺的な悪徳商法を繰り返してきた「ジャパンライフ」の会長や、反社会的勢力が出席していた問題を指摘し、菅義偉官房長官の認識をただしました。
山添議員は「首相などからの推薦名簿が内閣官房でも内閣府でも決裁されない、ノーチェックとなっていたために、社会的に問題のある人も招かれていたのが実態ではないか」と追及。
菅長官は「個々の招待者については招待されたかどうかも含めて個人に関する情報なので、従来から回答を差し控えている」と言うだけでした。
山添議員は招待者名簿の廃棄は「組織的な隠ぺいそのものだ」と批判。
首相や自民党の推薦枠の数字についても、「何を根拠に述べたものか」とただしました。
菅官房長官は「名簿がないなか、国会からの要請に基づいて内閣官房、内閣府の事務方から聞き取りをおこなって報告した」などと弁解しました。
(2019年11月28日付「しんぶん赤旗」より)