東京都小金井市長選(8日投開票)が告示された1日、市民と無所属市議との共同で推された森戸よう子候補(63)=無所属新、日本共産党前市議=は第一声をあげました。
森戸候補は、現市政が国民健康保険税や保育料を連続値上げし、市税滞納者の差し押さえを4年間で1.5倍に増やしたと告発。
「市民を切り捨てる市政を変え、国保税の軽減などで市民の暮らしを守る」と表明しました。
子どもの権利条例が市政の後景に追いやられ、待機児率は多摩26市でワースト2位だと指摘。
「子どもの笑顔が輝く小金井をつくる」と強調しました。
森戸候補は、野川の水辺や国分寺崖線の緑を破壊する都道計画について「市民の盾になって、都と粘り強く交渉し、やめさせる」と力を込めました。
「情報公開こがねい」の渡辺大三市議は「森戸さんは調査能力があり、市議会初の女性議長として議会をまとめる力も持つ人」、「市民といっしょにカエル会」の片山薫市議も「子どもの権利を市政の真ん中に据える森戸さんの勝利を」と訴えました。
共産党の山添拓参院議員も応援しました。
現職の西岡真一郎氏(50)は「基本設計は終盤。新庁舎建設を成し遂げる」と述べましたが、市民から「緑と広場が失われる」と批判が上がっていることには触れませんでした。
自公維新推薦の河野律子氏(51)陣営は大型開発偏重の自公市政を「奪還する」としました。
(2019年12月3日付「しんぶん赤旗」より)