井上哲士、山添拓両参院議員が香港の活動家と懇談/催涙ガス弾示し実態告発

催涙ガス弾などを見ながら、李氏と懇談する井上氏と山添氏=4日、国会内(「しんぶん赤旗」提供)

日本共産党の井上哲士、山添拓の両参院議員は4日、来日した香港の活動家、李宇軒氏(29)と国会内で懇談しました。李氏は、先月24日実施の区議選で国際的監視団の招聘に奔走しました。

懇談で李氏は、香港警察がデモ隊に向けて発射した使用済みの催涙ガス弾やゴム弾などを示し、「これが香港市民に向けられている」と警察の暴力の実態を告発しました。

また、区議選では70%超の投票率で、真の普通選挙などを求める民主派が9割近い議席を得て圧勝したにもかかわらず、「香港政府も中国政府もこの声に応えていない」と指摘。
「国際社会の支援が必要だ」と述べ、中国政府に対する批判と実効性のある対策を求めました。

井上議員は、日本共産党の声明「香港での弾圧の即時中止を求める」(11月14日発表)を紹介し、「香港で起きていることは人権問題だ。人権問題は国際問題であり、日本政府は中国政府に明確にものを言う必要がある」と応じました。

山添議員は「香港の若者が、自分たちの未来を自分たちでつくろうという動きは注目すべきことだ。暴力的に抑え込む弾圧には厳しく批判したい」と強調しました。

(2019年12月6日付「しんぶん赤旗」より)

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