日本共産党の山添拓参院議員は1日、全日本視覚障害者協議会の会員とともに京急線品川駅、京急蒲田駅のホームに設置された固定柵を現地調査しました。
「固定柵」はホームドアの代わりに駅ホームに設置されていますが、車両のドアにあたる部分に柵がないため、人がホームから転落する危険性があります。
全視協は「落下を防ぐには可動式ホームドアが一番よく、固定柵は代替にはならない」と反対してきました。
固定柵が設置された品川駅は一日の平均乗降客数約28.5万人と、京急電鉄では横浜駅に次いで2位。
京急蒲田駅はホームの片側に前後して2つの番線が連なる特殊な構造で、ホームドアが設置された番線の延長上に固定柵が設置されているため、視覚障害者がホームドアに沿って歩くと固定柵の開口部に至る危険な構造です。
山添議員と全視協は調査を踏まえ、京急電鉄にホームドアへの転換を求めることにしています。
(2019年12月6日付「しんぶん赤旗」より)