立命館大学の日本民主青年同盟が5日夜、「ジェンダーから考える、私たちの生活」と題した交流会を立命館大学衣笠キャンパス(京都市北区)で開きました。
ゲストとして日本共産党前衆院議員の池内さおり氏が参加し、学生たちと議論を交わしました。
池内氏は、自分自身が社会の「女らしさ」というジェンダー規範に苦しんだ経験に触れ、変わるべきは社会の側の認識であると強調。
国会ではLGBT(性的少数者)の人権、AV(アダルトビデオ)出演強要事件、性犯罪に関する刑法問題など、性暴力根絶を目指して奮闘した経験を学生たちに語りました。
池内氏は、しっかりとした性教育が性暴力根絶には不可欠だと強調。
「性について苦しんでいる男の子も女の子もたくさんいる。性教育とは、命に寄り添い、自分と相手を大事にすることをとことん教えるもの」と語りました。
女子学生(22)は「(ジェンダーや性暴力問題に)無関心な人たちにどういうふうに伝えていけばよいかを考えたい」と語りました。
男子学生から「同じ男性として、日本の社会を見ていて申し訳なさを感じることがある」という声も上がりました。
別の男子学生(22)は「もっと自分に勇気があれば、この社会を変えていくためにできることがたくさんあるのではないかと思う」と述べました。
(2019年12月7日付「しんぶん赤旗」より)