日本共産党の原田あきら都議会議員は10日、都議会本会議の代表質問で、都心上空を低空飛行する羽田新ルート問題で都をただしました。
原田都議は、新ルートで騒音・落下物・墜落などが懸念され「都民の生命、財産にかかわる大問題だ」と指摘。
多くの都民が反対し、撤回などの決議等が各区議会で上がり、地元の理解がないにもかかわらず国の方針に賛成した小池百合子知事の責任をただし、「広範な都民と力を合わせて(新ルートの)白紙撤回に全力を尽くす」と表明しました。
小池知事は「(新ルートは)極めて重要。新経路の導入は国の判断、責任で決定した。国と協力し積極的に取り組む」と推進姿勢を明確化しました。
原田都議はまた、米軍横田基地配備のオスプレイが銃口を住宅地に向けて飛行訓練している問題について「(横田基地の)周辺住民から強い怒りを呼んでいる。まるで植民地だ」と批判しました。
小池知事は、住民に不安を与えないよう国や米軍に要請してきたと述べましたが、同訓練の中止には触れず、銃口を住宅に向ける訓練が「標準飛行」だとする米軍の説明を述べるだけでした。
原田都議は、同訓練の中止とオスプレイの追加配備の撤回を求めました。
(2019年12月12日付「しんぶん赤旗」より)