性暴力のない社会を求める「フラワーデモ」が11日、全国各地で取り組まれました。今回が年内最後のデモです。
雨が降った東京駅前では、花を手に集まった人たちがスタンディング。性暴力被害の当事者らがスピーチして、「社会を変えるまで、これからも声を上げ続けよう」とアピールしました。
今年3月に相次いだ性暴力事件の無罪判決に抗議して、作家の北原みのりさんらがSNSなどで呼びかけて4月から始まったフラワーデモ。毎月11日に行動を継続し、回数を重ねるごとに開催都市が増え続けています。今月は、少なくとも32都市で呼びかけがありました。
デモの冒頭にマイクを握った呼びかけ人のひとり、編集者の松尾亜紀子さんは、全国にフラワーデモが広がったことについて「本当にすごいことだと思います。47都道府県すべての開催をめざしたい」と発言。
「この取り組みが、社会を変えることにつながると思います。これからもがんばりましょう」と話しました。
日本共産党の藤野保史衆院議員、吉良よし子参院議員が参加しました。
(2019年12月12日付「しんぶん赤旗」より)