安倍晋三首相による税金と公的行事の私物化が問題になっている「桜を見る会」疑惑を多くの人に知ってもらおうと24日、東京・新宿駅西口の地下広場で国会パブリックビューイング(国会PV)の緊急街頭上映が行われました。主催は国会PVです。
地下広場に登場した大きなスクリーン。同疑惑を追及する日本共産党の田村智子参院議員の国会質疑が流れ、大きな人だかりができました。
30分の国会質疑を6つのパートに分け、それぞれの論点ごとに同会代表を務める上西充子さん(法政大学教授)が解説。
「年が明けても、私たちはこの問題を忘れないと取り組みを進めていきたい」といいます。
国会PVの最後には田村議員本人も駆けつけ、大きな拍手が起きました。
田村議員は、一連の疑惑に対する説明は首相自身にしかできないと強調。
「年が明けてすぐの通常国会でも、野党は結束して追及していきます。皆さんと力をあわせて、退陣に追い込みたい」と訴えました。
東京都大田区に住む男性(50)は、「安倍首相をはじめ、かたくなに事実を明らかにしようとしない姿勢が許せない。国会で徹底的に追及してほしい」と話しました。
上映された映像は、「国会パブリックビューイング」のツイッターやユーチューブなどから見ることができます。
(2019年12月26日付「しんぶん赤旗」より)