19日告示、26日投開票の東京都八王子市長選で、弁護士の白神(しらが)ゆり子氏(36)=無所属新=7日、記者会見し、立候補を表明しました。
野党各党に支援を要請しています。
白神氏は「市民一人ひとりの声が大事にされ、大型開発より市民の命と暮らしが優先される市政をつくりたい」と表明。
①対話と協働の市政
②憲法を暮らしに生かす
③誰一人取り残さない街
④緑と環境を守る
⑤中小商工業、農業が輝く街
などの政策を示しました。
市長選では現職の石森孝志(62)=自民党など推薦=、元市議会議長の高木順一(65)両氏も立候補を表明しています。
白神氏は、弁護士活動で「家賃も医療費も上がり、年金は下がる。生きていていいと思えない」「学費が高くアルバイトしなければならず、勉強もサークル活動もできない」などと、市民の苦しみを聞いてきたと紹介。
大型開発優先を見直し、国民健康保険の負担軽減、学校給食の無償化、給付型奨学金の創設に取り組むと述べました。
現市長が、オスプレイの横田基地配備に反対する市民が面会を求めたのに、議会で「考えの違う人とは会えない」と答弁したことに触れ、「市民の声を受け止めるのが市長の役割。市政にさまざまな意見を持つ人の声を聞く会を開き、市民との協働を進める」と表明しました。
同席した「平和・くらし・環境、市民でつくるチーム八王子」の五十嵐仁、橋本良仁面共同代表は、野党各党に支援を要請していると明らかにしました。
労働事件、障害年金請求、原爆症認定訴訟などに取り組む傍ら、憲法問題について各地で講演を行う
(2020年1月8日付「しんぶん赤旗」より)