2020年成人の日の13日、日本民主青年同盟(民青)と日本共産党は、振り袖やスーツ姿の新成人などでにぎわう東京・渋谷ハチ公前で街頭宣伝を行いました。
新成人を迎えた、千葉県の大学に通う女性(20)がスピーチしました。
ジェンダー格差や働き方など、さまざまな場面で青年が不安を感じる社会を変えていきたいと訴え。
「そのために全国で行動している青年がいます。私もその一人として、声をあげていきたい」
民青の佐久間藍常任委員は、新成人へ向けて「おめでとうございます」と語りながら、大学や職場、毎日の生活で感じている政治のおかしさは、行動すれば変えていけると強調。
「私たちは国会や自治体にも働きかけながら、全国で活動しています。希望が持てる社会を一緒につくりましょう」と語りました。
日本共産党の山添拓参院議員は、高すぎる学費やブラックな働き方などによって、若者が未来に希望を持ちづらくなっていると指摘。
「これは自己責任ではありません。政治の責任です」。
こうした政治のあり方を変えるために、市民と野党の共闘で新しい政権をつくろうとしていると話し、「今年を、政治が大きく変わる年にしましょう」と呼びかけました。
「成人の日」の13日、各地で成人式が行われました。
昨年1年間に20歳となった新成人は全国で男性63万人、女性59万人の計122万人(総務省)です。
今年度3147人が20歳を迎えた東京都中野区の「成人のつどい」会場前で、新成人に政治・社会についてシールアンケートで聞きました。
関心が高かったのは学費や奨学金、イラン・米国の情勢緊迫、消費税増税など。
父親がイラン人という男子学生は「父も親戚もイランにいるので心配」と語ります。
イラン人と日本人を父母に持つ友達がいる女子学生も「平和になってほしい」と願います。
理系の男子大学生は「学費は年100万円以上。奨学金も返済しなければいけない。学費を下げてほしい」と話しました。
(2020年1月14日付「しんぶん赤旗」より)