26日投票の東京都府中市長選で、元市議で「市政をかえる会・府中」の目黒重夫候補は、「大型開発、市中心地優先の市政から、誰もが大切にされる市政へ転換しよう」と訴えて奮闘しています。
第一声で目黒氏は、現市長が進める公共施設有料化などの市民負担増、206億円に増えた市庁舎新設計画、中心地開発優先の街づくりを批判。
大型開発を見直し、市の財政力をくらしや教育などに生かすと強調しました。
また、昨年台風災害にあった府中で、公的責任による防災対策を拡充すると訴えました。
市民弁士の1人で「学校図書館を育てる会」の女性は「公共施設の有料化で困っている。市長を変えて間違った市政を正そう」と語りました。
日本共産党の赤野秀二、生活者ネットの西埜真美両市議も市民と共に目黒氏への支持を訴えました。
市長選は、市民と共産党、生活者ネットが共同で応援する目黒氏と現職で自民党、公明党などが推薦する高野律雄氏のたたかいです。
同市で働く男性(28)は「無料一時駐輪所をなくしてしまうなど今の市政は向いている方向が違うと思う」と話しました。
(2020年1月21日付「しんぶん赤旗」より)