75歳以上の後期高齢者保険料10万円超え/東京都後期高齢者医療広域連合が保険料率案

東京都内の75歳以上高齢者の後期高齢者医療保険料が2020~21年度、1当たり平均10万円を超え、過去最高額になることが分かりました。

東京都後期高齢者医療広域連合は30日の議会に保険料率案を提出します。

1人当たり保険料額は10万1,053円と、前期比(2018~2019年度)」で3,926円(4.0%)値上げです。

料率案は2020~21年度、所得割額を8.72%と前期比から0.08ポイント引き下げることで、高収入の人が値下げとなる一方、加入者全員に課される均等割額を4万4,100円と前期比で800円値上げします。

その上、国が昨年、低所得者の均等割の9割、8.5割軽減の特例を廃止したことで、低所得者ほど負担の割合が重くなります。

この結果、年金収入年80万円の単身世帯の場合、保険料額は1万3,200円と2019年度に比べ4,600円もの値上げ、年収168万円の単身世帯では3万5,100円と2019年度比300円値上げになります。

また、年金収入192.5万円の2人世帯では7万8,400円と2019年度比400円値上げになります。

(2020年1月29日付「しんぶん赤旗」より)

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