東京都立川市での「共に生きる社会へ 変えるのは私たち」と題した集会―。
野党各党の代表らの発言に、900人(主催者発表)の参加者から大きな拍手が湧きました。
この集会は1日、「共に生きる社会を目指す21区の市民の会」(木村真実代表)などが開いたもの。
立憲民主党の枝野幸男代表、日本共産党の山添拓参院議員と早川寛衆院東京21区予定候補、社民党の福島瑞穂参院議員らが「市民と野党共闘で変える社会」をテーマに発言し、それぞれの立場から外交、経済、人権、どの分野を取っても安倍政権では未来がないと強調。
「魅力ある共通政策と本気の共闘で政権を変えよう」と訴えました。
れいわ新選組の木村英子参院議員が「障害者が当たり前に生きていける社会をつくるため、政府が弱者を切り捨てる現状を一緒に変えよう」と発言しました。
昨年9月の立川市長選で自公候補に257票差で惜敗した酒井大史氏も発言。
各党の区市議、多摩市の阿部裕行市長が紹介され、東京21区市民連合連絡会の島田清作代表があいさつしました。
これに先立ち、上野千鶴子東京大学名誉教授がジェンダー問題を中心に講演しました。
枝野さんとともに訴えたのは2017年10月、野党共闘を分断する逆流に対して、多くの人が共闘を求め立ち上がった時でした。
それから国会での共闘は想像以上の進化発展を遂げています。野党議員が国会内外で事実を共有してきたからです。沖縄の現実を見れば、日米安保条約への考えは違っても、対米従属の地位協定は「これは違う」となる。
今度は政権そのものをみんなで勝ち取る時。立憲主義・平和主義、格差是正、多様性と個人の尊厳の尊重という魅力ある共通政策と、本気の共闘で一緒に未来を切り開こう。
(2020年2月6日付「しんぶん赤旗」より)