【羽田新ルート】有志が「新宿の空を守る会」結成/元機長「氷落下の可能性も」

羽田空港の新飛行ルートの白紙撤回を求めて、東京都新宿区民ら有志は13日、「新宿の空を守る会」を結成しました。結成総会には出人が参加しました。

怖さひしひし

地元の理解のないまま、2日から実際の旅客機による都心上空を低空飛行する「実機確認」が強行されました。

同会事務局の佐藤佳一氏が報告。
会の目的として、3月末から開始予定の都心低空飛行ルートは白紙に戻すことを強調するとともに、今後集会・パレードを行うほか、国や区に働きかけを行っていくことなどを提起しました。

総会では、日本航空元機長の山口宏弥さんが講演。
新ルートでは新宿区上空で、航空機が着陸のために車輪を出すため、車軸についた水が落下する可能性があると警告しました。

同区の都庁周辺に住む女性は、実機飛行による確認を見て「実際に飛んでいるのを見るとひしひしと怖さを感じるものがある。住民としては、どの程度働きかけていけばいいか」と質問。

山口氏は「この問題はオール・オア・ナッシングでいくべきだ」と答えました。

別の男性は、国が午後3時~7時の4時間を運用時間としていることに対し、今後運用時間が拡大・変更されていくのではとの懸念を語りました。

総会には、立憲民主党の海江田万里衆院議員、共産党、社民党の各区議が出席。
共産党の大山とも子都議がメッセージを寄せました。

(2020年2月15日付「しんぶん赤旗」より)

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