革新都政をつくる会は17日、JR新宿駅西口で、都議会第1回定例会(19日開会)に向け「都民の要求を実現し、市民と野党の共闘で都政を都民の手に取り戻そう」と訴えました。
各分野の団体代表が発言。
「都立病院の充実を求める連絡会」の事務局長は「都立病院は新型肺炎など感染症に対応できる病床を備え、不採算の医療を担っている。地方独立行政法人化すれば不採算医療が縮小される危険が大きい」として都立直営を堅持するよう求めました。
「羽田増便による都心低空飛行計画に反対する東京連絡会」の共同代表は「新ルートで、新宿では上空1000メートル、品川区では300メートルを飛行機が飛び、騒音や落下物による危険が持ち込まれる」と述べました。
東京都特定整備路線連絡会の共同代表は「70年前に決定し、住民の意見をまったく聞かない幹線道路建設で、住宅街や商店街が破壊される。自動車交通量が減っている現在、こんな道路は必要ない」と強調しました。
日本共産党の米倉春奈都議も駆けつけ「小池百合子都政は高齢者施設整備予算や住宅耐震化助成予算を縮小し、都立病院独法化を進めようとしている。共産党都議団は国民健康保険の負担軽減など条例提案も行い、都民の暮らしを守る予算にするため頑張る」と語りました。
(2020年2月18日付「しんぶん赤旗」より)