19日、東京・新宿駅西口前で行われた「赤旗」緊急街頭宣伝での田村智子副委員長・参院議員と赤嶺政賢衆院議員の訴え(要旨)を紹介します。
「桜を見る会」の問題では安倍総理のウソが明らかになりました。
ANAインターコンチネンタルホテルで、安倍総理は「桜を見る会」の前夜祭をやりましたが、ホテル側は「(主催者に)明細書を出さないパーティー、宴会をやったことはございません」との回答を示しました。今日の「赤旗」は特集で報道しています。
「桜を見る会」の私の国会質問が大きく注目され、今日も米国の学者・研究者が国会を訪れて「この問題をなぜ取り上げたのか、『しんぶん赤旗』の記者とどういう連携を取っているかインタビューさせてほしい」といわれ、1時間お話ししてきました。
なぜ質問したのか。昨年10月13日の「赤旗」日曜版で、(山口県)下関市で安倍氏の後援会員を「桜を見る会」に大量に招待していたとの報道を読み、大問題だと受け止めたからです。全てはこの記事から始まったのです。
「赤旗」記者が安倍総理の地元で取材する、事実を突き止める、このジャーナリスト魂がなければ明らかにならなかった。
自民党総裁選でも安倍総理は「桜を見る会」を利用しました。
総裁選挙の年、2018年に自民党地方議員を大量に招待したことについて、「赤旗」は独自に全国的な調査をし、わかっただけでも自民党都道府県議の1割が参加していた、しかも自民党の研修会をセットで行っていたことも取材して報道しました。
私の予算委員会での質問は、記者から取材内容を聞いて、それを安倍総理に次々と示していく、事実を投げ続けるという質問をやったわけです。
「赤旗」と組をつくっての私の国会質問というのは、「桜を見る会」だけではありません。
企業主導型保育というのをご存じでしょうか。株式会社が保育事業に儲けのために参入し、補助金をだまし取る詐欺事件まで起きました。
それに秋元司衆院議員が関わっていたということを「赤旗」がスクープし、昨年10月に国会で質問しました。
このときも「赤旗」の取材力を感じました。
ある保育園では、詐欺を働いた会社が勝手に倒産し、保育士の給与も払わなくなる、それでも保育士さんたちが一生懸命保育を続けていました。
赤旗記者は、現場まで何度も足を運び、保育園の方々との信頼関係が生まれて、私のところにも相談という形になりました。
政府に保育の継続ができるようになんとかしてというSOSが届いたのです。そして保育を継続できるように行政を動かすことになりました。
「赤旗」は安倍政権を倒す野党の連携、野党の皆さんの頑張りも毎日報道しています。
共闘の輪を広げる力も「赤旗」です。
ぜひ多くの方にお読みいただき、安倍政権を倒す声と共闘の輪を広げてください。心からお願いします。
(2020年2月21日付「しんぶん赤旗」より)