国会審議をわかりやすく伝えようと取り組んでいる「国会パブリックビューイング」(国会PV)は22日、緊急ライブ配信をインターネット上で行いました。
テーマは、内閣による検察庁人事への介入問題です。
いま国会に提出されている検察庁法改定案の問題点などを整理しながら説明しました。
同問題の発端は今年1月末、これまでの法解釈をねじ曲げて、東京高検検事長である黒川弘務氏の定年延長が突然閣議決定されたことです。
およそ2時間にわたる配信では、日本共産党の山添拓参院議員をゲストにこの間の論点を整理。
その上で、今回の黒川氏に対する異例の人事介入が正当化される仕組みが盛り込まれた法案が国会に出されていると告発しました。
国会PV代表の上西充子氏(法政大学教授)は、大問題であるにもかかわらず一見しただけでは問題点が分かりにくい法案でもあると述べ、「私たちもわかりやすく発信していきたい」。
山添議員は、この問題を国会で質問した後、「これは許せない」という市民からの反応が予想以上にあったと語り、「世論で包囲して、法案を撤回に追い込みたい」と語りました。
配信の映像は、国会PVのユーチューブチャンネルから見ることができます。
(2020年3月24日付「しんぶん赤旗」より)