日本共産党東京都委員会の谷川智行・新型コロナウイルス対策本部長(医師、衆院東京比例予定候補)と藤田りょうこ都議は23日、東京都港区の高齢者デイサービスセンターを訪問し、状況と要望を聞き取りました。
同施設は90人の高齢者が登録。もともと感染症対策は行っていますが、ここ数カ月はコーロナ感染症の発症を防ぐため、換気や消毒の回数を増やしています。
応対した施設運営法人の担当者は「今、一番困っているのはマスクが足りないこと。職員には週2枚の支給で、対応している」と語りました。
職員の体調管理も普段以上に気を使っているといいます。
担当者は「普段なら少し無理して出るような時でも休ませている。ただ現場は常に人手不足で、欠勤すると他のスタッフにしわ寄せが行ってしまう」と話します。
担当者は「経営上も支障が出ています。コロナ感染症への警戒から見学を控える方が増えており、なかなか新規の利用者が増えない」とした上で、「今後の見通しが立たず不安。厚生労働省からは『デイサービスでの入浴を在宅入浴に切り替えた場合も介護報酬として算定できる』と通達がありましたが、まったく現実的でない」と話していました。
谷川、藤田両氏は「今日伺った声を政策につなげ、国や都に改善を求めていきたい」と話しました。
(2020年3月25日付「しんぶん赤旗」より)