日本共産党の大山とも子東京都議は24日の都議会予算特別委員会で、都心上空を低空飛行させる羽田新ルートの運用撤回を求めました。
大山都議は、実機飛行に地元の新宿区の住民からも「音が耳に残っている」「子どもに悪い影響を与えないか」などの声が上がっていることを紹介。
国が24日に公表した実機飛行確認の実測値で、2割が想定した騒音を上回り、国が住民や議会に示してきた最大騒音レベルより9デシベル上回った地点もあることは重大だと追及しました。
大山都議は、高い騒音値の原因も今後の対策も示されず、説明会すら実施されないままなことを指摘。
新型コロナウイルス感染症の影響で大幅な減便が相次いでいることも示し、少なくとも29日の運用開始をやめるよう国に対して求めるよう要求しました。
小池百合子知事や佐藤伸朗技監は、国はさまざまな対策を実施している、情報提供や安全対策を国に求める、としか答えませんでした。
(2020年3月27日付「しんぶん赤旗」より)