目前に迫った東京都目黒区長選(12日告示・19日投開票)で市民と野党が共同した山本ひろこ予定候補(43)=日本共産党、立憲民主党、社民党、生活者ネット推薦=の勝利をと3日、共産党の田村智子副委員長、立民の長妻昭代表代行が街頭演説を行いました。
山本氏は「SNSも活用して区民に情報を届け、双方向で区民とつながる区政をつくる。児童虐待が起こらない街にし、学校給食の無償化を進める。支援の輪を広げてほしい」と呼びかけました。
田村副委員長は、羽田空港に向けて上空を低空飛行する飛行機を指差し、「飛行機が減便している中、危険な落下物を引き起こす羽田新ルートは必要ない。政府に物を言える山本区長の実現を」と訴えました。
現区政が学校や公共施設の雨漏りを放置し、区民が求める保育園をつくらず、200億円を超えるため込みをおこなっていると告発。区民と双方向でつながり、新型コロナウイルス対策でも区民が安心できる情報を迅速に提供する区政への転換をと述べました。
長妻氏は「新型コロナウイルス対策でも、羽田新ルートでも、国に物を言い、区民とつながる首長が必要だ」と強調しました。
区長選では現職の青木英二(64)=自民党、公明党推薦=、維新の田淵正文(61)両氏も立候補を表明しています。
(2020年4月5日付「しんぶん赤旗」より)