在日米軍横田基地(東京都多摩地域)の撤去を求めて周辺住民らが毎月第3日曜日に行っている座り込みが19日、12年目に入りました。
45人の参加者は「オスプレイ配備撤回を」「横田基地の撤去・返還を」とアピールしました。
座り込みは、「横田基地の撤去を求める西多摩の会」が2009年4月19日、福生市のフレンドシップパークで始め、今回で133回。
延べ参加者は1万3,000人を超えました。
横田基地では、パラシュート降下訓練激化、無人偵察機、CV22オスプレイ配備など強化が進んでいます。
新型コロナ拡大のなかでも、オスプレイやC130輸送機は連日訓練を行っています。
あいさつした西多摩の会の高橋美枝子会長は、有害物質による汚染、米軍内のコロナ感染、訓練激化や離着陸回数の急増など横田が危険な基地になっていると指摘。
「これに反対する国民の運動を大きくしましょう」と呼びかけました。
参加者は「閉じこもるように暮らしている私たちの頭の上を米軍機がお構いなしに飛んでいる。この状況を変えたい」など発言。
福生市の牛久保まちこ市長候補=基地のまちから教育・福祉のまちに・・・みんなの会、日本共産党推薦=が駆けつけ「横田基地撤去のためがんばります」と表明しました。
瑞穂町から妻と参加した男性(70)は「夜の9時すぎまでオスプレイが飛び、地面が揺れるほどの音がする。政府は米軍のこんな飛行こそ自粛させるべきです」と話していました。
(2020年4月21日付「しんぶん赤旗」より)