内閣が検察人事に介入できる検察庁法改定案をめぐり緊迫する15日、国会周辺には市民が集まり、「強行採決するな」「国民の声を聞け」の声を終日あげ続けました。
夜には「#国会個人包囲0515」のハッシュタグでアクションが呼びかけられ、参加者はプラカードなどを持ちながら抗議しました。
国会前に集まった人たちは、「キケン注意」と書かれたテープを持ちながら参加者同士の間隔を空けて抗議。
ツイッターでこの問題を知り、黙っていられないと駆けつけた東京都練馬区の女性(52)は、「抗議やデモに参加したことはほとんどありません。国会前に来たのは、これ以上安倍首相の好き勝手は許せないと思ったからです。微力でも声をあげ続けたい」。
自転車で来た東京都港区に住む女性(72)は、「#検察庁法改正案に反対します」のプラカードを掲げ、「新型コロナウイルスのどさくさに紛れて、三権分立を壊すような悪法を通させるわけにはいきません。反対する国民の声は広がり続けると思います」と話しました。
(2020年5月16日付「しんぶん赤旗」より)