東京都清瀬市は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、6月に予定していた家庭ごみ袋料金の値上げを前に、ごみ袋の枚を5月中旬から全世帯に無料配布する方針を決めました。
値上げを約4カ月間、事実上延期するもので、日本共産党市議団(5人)が議会招集権も使って提起したことが実ったものです。
市は昨年12月議会に値上げ条例案を提出し、賛成多数で可決(共産党などは反対)。
市民からは値上げ中止を求める9456人分の請願署名が提出されていました。
共産党市議団は新型コロナウイルスの感染拡大による市民の収入減の中、ごみ袋料金の値上げ延期・中止を市に繰り返し要請してきました。
4月28日の市議会議会運営委員会では、値上げを1年間延期する条例改正案の提出を表明。
無所属市議とともに議会招集権を活用し、市議会臨時会の招集を求めました。
これに対し、市議会議長が「議会の総意として料金改定の延期を要請したい」と提案。
市議会は5月1日、ごみ袋の各世帯への配布と、値上げ分の徴収延期を求める要望書を渋谷金太郎市長に提出していました。
(2020年5月16日付「しんぶん赤旗」より)