日本共産党の山添拓議員は18日の参院決算委員会で、羽田空港を離着陸する旅客機が都心上空を飛行するルートが3月29日から運用されている問題で、新型コロナウイルスの影響で航空需要が激減し、増便を理由とする運用は成り立たないとして、新ルート運用は中止するよう求めました。
山添議員は「需要回復は当分望めない。新ルートだけはコロナと無関係で進めるのか」と指摘。
赤羽一嘉国土交通相は、新ルートの運用で従来の経路を午後3時から7時までのうち3時間程度運用しないと千葉県と確認したと釈明しました。
山添議員は、国と千葉県の従来の確認はコロナ禍以前のもので、海上ルート活用の拡大を検討するとしており「都心低空飛行の理由にならない」と指摘しました。
(2020年5月22日付「しんぶん赤旗」より)