東京都港区長選(7日投開票、立候補5人)が告示された5月31日、「港民主区政をつくる会」の大滝実候補(71)=無所属新、日本共産党推薦=が第一声を上げ、「国と都に物を言い、区民の暮らし・福祉・教育・安全第一の区政に転換しよう」と訴えました。
大滝氏は、新型コロナウイルスの感染で区内でも必要な検査が受けられない事態になったとして、「医療機関を支援し、PCR検査数を抜本的に増やす」と強調。
区民も多く利用する広尾病院など都立・公社病院の地方独立行政法人化に反対すると述べました。
大滝氏は、港区上空を低空飛行し、区民に騒音被害を与えている羽田空港新ルートの中止・撤回を国に求めると表明。
「港区は超高層ビルが345棟も林立し、二酸化炭素排出量は23区最悪だ」と述べ、巨大開発偏重を見直すと公約しました。
女性副区長の登用などジェンダー平等の立場で区政を運営すると語りました。
医療・介護現場で働く男性や、「みなとの空を守る会」共同代表、共産党の河野ゆりえ都議らが応援の訴えを行いました。
(2020年6月2日付「しんぶん赤旗」より)