日本共産党の里吉ゆみ東京都議は2日、都議会代表質問で小池百合子知事の4年間の都政運営を批判しました。
要旨を紹介します。
4年前、小池知事は「東京大改革」を掲げて、「反自民」の改革者として振る舞い、都民の人気を得ました。しかしその後、自ら掲げた公約を次々投げ捨てました。
都立病院・公社病院の独立行政法人化も、カジノ誘致の検討も、羽田新ルート推進も、知事が掲げた「都民が決める、都民と進める」の公約と真逆です。
築地は守るという公約を投げ捨てて、大きな方向性は変わっていないと言い張り、「多摩格差ゼロ」の公約も口にしなくなりました。
知事が公約した「都政の透明化」どころか、不透明な政策決定が相次ぎ、情報公開の黒塗り・ノリ弁をなくすという約束も守られていません。
就任当初、「あふれんばかりのぜい肉をつけてしまった巨大な肥満都市東京」と発言しましたが、巨大開発を次々進めています。
都営住宅の新規建設は石原都政以来20年間ゼロが続き、高齢者福祉に力を入れると言いながら、見るべき前進はありません。
小池都政で都政の流れは変わりませんでした。今回の知事選挙は、長く続いた都政の流れを変える選挙です。
共産党都議団は都民のみなさんと力を合わせて、都民の命、くらし・福祉第一の新しい都政をつくるために全力をあげる決意です。
(2020年6月4日付「しんぶん赤旗」より)