日本共産党の志位和夫委員長は4日、国会内の記者会見で、18日告示(7月5日投票)の東京都知事選で、元日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏の勝利のために「党として総力をあげて奮闘したい」と表明し、「最大限の幅広い市民と野党の共闘体制をつくるため、努力していきたい」と述べました。
志位委員長は、3日の「呼びかけ人会議」の会合で日本共産党と立憲民主党、社民党が宇都宮氏への応援を表明したことに触れ、「3党として宇都宮さん勝利のために協力しようと足並みがそろったことは大変うれしいことです」と発言。
新社会党、緑の党も支援を表明しており、「幅広い支援の輪が広がっており、さらに広げるために努力していきます」と述べました。
小池百合子都政の問題点について問われた志位委員長は、この間の新型コロナウイルス感染症対応が後手後手であり“自粛に対する補償”を本気で行う姿勢が見られないと指摘。
福祉や医療を切り捨ててきた姿勢を続けていいのかがコロナ危機のなかで問われているとし、「福祉と医療に手厚い都政に切り替える必要があります」と述べるとともに、カジノ誘致は中止に追い込むと語りました。
また、築地市場を残すという公約を破った責任も重大だと指摘。
「小池都政を続けさせるわけにはいかない。宇都宮さんで転換するということを訴えて一緒にたたかっていきたい」と語りました。
(2020年6月5日付「しんぶん赤旗」より)