8日に開かれた革新都政をつくる会の臨時総会では、東京都知事選(18日告示、7月5日投開票)で元日弁連会長の宇都宮健児氏(73)=無所属新=とともに都民が主人公の都政に変えようという発言が相次ぎました。
新日本婦人の会都本部の岡林奈緒子副会長は「国連が採択した『誰一人取り残さないSDGs(持続可能な開発目標)』を東京からと運動している。この目標全てでジェンダー平等を貫いており、私たちの目標と合致し、宇都宮さんが掲げる8課題16項目もぴったり。誰一人取り残さない東京をテーマに、楽しく学び、力を合わせ、宇都宮さんを都知事に押し上げたい」と語りました。
東京都教職員組合の木下雅英委員長は「別れと出会いの大事な時期を奪われた臨時休校から学校が再開され、少人数の分散登校になり、子どもたちは『発言できてよかった』、教職員は『一人一人を見て対応できる』と話している。少人数学級を実現し、教職員の長時間労働をなくす。子どもの貧困をなくし、教育の無償化へ、宇都宮さんで都政を変えよう」と述べました。
革新都政をつくる障害者の会の市橋博さんは「30年前、革新都政は都民との対話集会を開き、その声が一つ一つの障害者施策に生かされた。小池都政では一部の人の声を聞いただけだったが、私たちは宇都宮さんと、都民一人一人の声を聞く都政をつくりたい。そのために幅広い人と手をつないでいきたい」と話しました。
日本共産党の田辺良彦都委員長は、開会中の都議会定例会の論戦と、市民と野党との共闘を広げる努力について発言しました。
(2020年6月10日付「しんぶん赤旗」より)