18日告示の東京都知事選(7月5日投票)に立候補表明している日本弁護士連合会元会長の宇都宮けんじさんは16日、千代田区有楽町駅前での演説で「一人ひとりの雇用、営業、住まいを守る。命を守りぬく都政を確立することが必要だ」と訴え、都知事選をたたかいぬく決意を語りました。
宇都宮さん勝利に向けて日本共産党の笠井亮衆院議員、立憲民主党の辻元清美幹事長代行、社民党の吉田忠智幹事長が参加。
自主投票の国民民主党の原口一博国対委員長も駆け付けました。司会は吉良よし子参院議員。
宇都宮さんは、新型コロナウイルス感染症の影響で、多くの人が仕事と住まいを失い、命の危機にさらされていることをあげ「社会のあり方が鋭く問われている」と強調。
「経済効率性ばかり優先し自己責任を強調する社会から、社会的連帯を重視する社会に変えよう」と語りました。
応援演説にたった共産党の笠井議員は、小池百合子都知事がコロナ感染者をいちはやく受け入れた都立病院や公社病院を、質の低下につながる独立行政法人にしようとしていることについて「これでは命や暮らしは守れない」と批判。
「都政を切り替え、医療を充実し、いつでも検査が受けられる都政を、宇都宮さんとつくろう」と呼びかけました。
国民・原口氏は、宇都宮さんが派遣切りされた労働者と懸命にたたかってきたことを紹介し「一番厳しい状況の人の顔や声を胸にいれて活動している。宇都宮さんに都政をひっぱっていただきたい」と語りました。
立民・辻元氏は「格差をなくし、命を守るために予算をつける。宇都宮さんに、そんな東京にかえてほしい」と訴え。
社民・吉田氏は「野党や市民と固く連携し、宇都宮さん勝利にむけて全力でたたかう」と語りました。
(2020年6月17日付「しんぶん赤旗」より)