【都知事選きょう告示】共同会見 宇都宮さんコロナ禍の支援策示す

コロナ危機のなか、都民の命と暮らしをどう守るかが問われる歴史的な東京都知事選が18日に告示されます(7月5日投票)。(特集)

17日は主な候補者が日本記者クラブ主催のオンライン共同会見に出席。コロナや東京五輪対応、カジノ誘致をめぐり論戦となりました。

宇都宮けんじ

オンラインのオンライン共同会見で発言する宇都宮けんじさん(YouTubeより)

広範な市民と日本共産党や立憲民主党、社民党、新社会党、緑の党が支援する宇都宮けんじさんは同会見で、コロナ感染拡大防止のための自粛・休業で減収となった事業者への補償や、生活困窮者への家賃補助、住宅提供などの支援策を示し「雇用、住まい、営業を守る」と強調。積極的にPCR検査が行える体制整備の実現を主張しました。

共同会見で宇都宮さんは、小池百合子都知事が東京五輪の延期決定(3月24日)後にようやく「感染爆発重大局面」と対策強化を言いだしたことを挙げ「初動の遅れがあったのではないか」と指摘。
また、カジノを中核とする統合型リゾート(IR)事業の誘致について「人の不幸の上に成り立つのがカジノだ。きっぱり中止すべきだ」と迫りました。

小池氏は、コロナの初動の遅れについて、具体的な内容は示さないまま「その前(延期決定前)から対策を進めていた。指摘は当たらない」などと述べるだけでした。カジノについては「観光という点ではメリットもある。メリット、デメリット含め研究している」と誘致を否定しませんでした。

カジノ誘致に対して、れいわ新選組の山本太郎代表は反対を表明。
日本維新の会が推薦する小野泰輔氏は「私は推進派だ」と述べました。

共同会見には、NHKから国民を守る党の立花孝志党首も参加しました。

(2020年6月18日付「しんぶん赤旗」より)

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