【都議補選】共産・立民4候補の第一声

26日に告示された東京都議補選(7月5日投開票)に立候補した日本共産党の清水とし子候補(日野市)、田中とも子候補(北多摩3区)、立憲民主党の斉藤りえ候補(北区)、松木かりん候補(大田区)の第一声を紹介します。

清水とし子候補

清水とし子候補=日野市(「しんぶん赤旗」提供)

日野市 清水とし子候補(共産党)

保健所取り戻そう

日野市で日本共産党の清水とし子候補は「自民党との一騎打ち。日野市から都政を変え、安倍政治を終わらせよう」と述べました。

自民党型都改が保健所を半減させたことを批判し、「日野市に保健所を取り戻そう」と呼びかけました。

学校が再開されたものの、密集の40人学級や詰め込み授業で子どもたちがストレスを抱えているとして「今こそ少人数学級を実現すべき時」と強調。

コロナ禍で苦境に立たされる中小・個人事業者への補償など暮らしと営業を守ろうと語りました。

共産党の白石たみお都議、社民党の藤田貴裕都連副代表、新社会党の島崎英治都本部副委員長、無所属の有賀精一市議、市民選対の木村真実弁護士も訴えました。

田中とも子候補

田中とも子候補=北多摩3区(「しんぶん赤旗」提供)

北多摩3区 田中とも子候補(共産党)

PCR体制拡充を

北多摩3区(調布、狛江両市)で日本共産党の田中とも子候補は、保健所の統廃合で両市を所管する保健所が都内最大の人口約103万人を抱え、コロナ禍で医師の電話もつながらなかったと指摘。「両市で保健所の復活を」と述べました。

現知事がPCR検査の遅れを認めず「必要な検査は実施されている」としたことを批判。
「都が財政支援し、検査体制の拡充を」と訴えました。

田中氏は1人10万円給付実現や検察庁法改定案撤回に触れ、「国民が声を上げれば政治は変えられる」と強調。
市民と野党の共闘で安倍政治ノーの審判をと呼びかけました。

矢野裕・元狛江市長も訴え、立憲民主党の武田雅人稲城市議も駆けつけました。

斉藤りえ候補

斉藤りえ候補=北区(「しんぶん赤旗」提供)

北区 斉藤りえ候補(立憲民主党)

多様性尊重の街へ

北区で立憲民主党の斉藤りえ候補は、新型コロナ感染症拡大で生活に苦しむ人が増えており「いま政治に求められていることは、小さな声をしっかりと聞くこと。(聴覚障害者で)声が聞こえない私だからこそ聞こえる声がある」と訴えました。

「共闘を前に進めようとするすべてのみなさんと一緒に、多様性が認められ一人ひとりが尊重される東京を作りたい」と述べ、拍手に包まれました。

日本共産党の池内さおり前衆院議員が司会、立憲民主党の塩村あやか参院議員が斉藤候補の演説を復唱。
共産党の曽根はじめ都議、立民の手塚仁雄、山花郁夫各衆院議員、小川敏夫参院議員、社民党や新社会党、みんなで選挙@東京12区の代表らも参加しました。

松木かりん候補

松木かりん候補=大田区(「しんぶん赤旗」提供)

大田区 松木かりん候補(立憲民主党)

若者の声を政治に大田区で立憲民主党の松木候補は、新型コロナ感染拡大の影響を受ける個人商店などの話を聞いて回ったと語り「今の都政では必要な人に必要な支援が届いていない。暮らしに寄り添った都政を宇都宮けんじ都知事候補とともに実現したい」と力を込めました。

27歳の松木候補は、「『ゆとり世代』といわれ政治に諦めを抱いてきた。このツケを次の世代に残しにくない。 生きづらさを抱える若者の状況を変えるため、20・30代の声を政治に届けたい」と決意を述べました。

応援演説した日本共産党の藤田りょうこ都議は、コロナ禍で都立病院の独立行政法人化を推し進める現都政を批判し、松木候補を押し上げ、都政を変えようと訴えました。

(2020年6月27日付「しんぶん赤旗」より)

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