東京都知事選(5日投票)と同日投票の日野市と北多摩3区の都議補選で、野党共同候補として奮闘する日本共産党の候補が自民党候補を激しく追いあげています。
危機感を強める自民党は反共攻撃を強め、菅義偉官房長官を応援に投入するなど陣営の引き締めに躍起になっています。
市民と野党の共同候補で日本共産党の清水とし子さんが安倍官邸直結の自民党候補と激しく争う日野市では、自民党の小田原潔衆院議員が2日、JR豊田駅北口で演説し、菅官房長官や萩生田光一文部科学相などが応援に入る予定を明らかにし、「私の選挙では呼べないような大物政治家が日野に入ってくるのはなぜでしょうか。危ないからです。みなさん、助けてください」と訴えました。
自民党の宣伝カーは「見えない敵はコロナ、見える敵は共産党」と反共演説を流しながら市内を回っています。
北多摩3区(調布市・狛江市)でも、日本共産党の田中とも子さんが野党共同の候補として奮闘する中で、追いつめられた自民党候補は、野党共闘について「共産党と別の政党が一緒になって数合わせのような形で進んでいます。それではだめだ」「中国のような一部の方々が決める政治はできません」などと無関係な中国まで利用した反共攻撃に終始。同選挙区には4日に萩生田氏が応援に入る予定です。
都知事選での宇都宮けんじ候補の押し上げとともに、都議補選でも市民と野党の共同の底力で自民党候補を圧倒する時です。
(2020年7月4日付「しんぶん赤旗」より)